ニュージーランド教育事情

ニュージーランドの特徴
南太平洋に浮かぶニュージーランドは日本の3分の2の大きさで、主に北島と南島からなります。3000メートル級の山並みや氷河、美しい牧草地など、まさに「地球の箱庭」という表現がぴったりの、変化に富んだ景観が広がっています。日本のように四季はありますが、夏は涼しく、冬は温暖な気候でとても過しやすいところです。人口密度が1平方キロメートルに12人あまりで、日本とは比べられない環境です。地元の人々はフレンドリーで穏やか。治安がよいこともひとつの特徴です。イギリスの文化や習慣を受け継ぎ、先住民族のマオリ族の文化や太平洋諸島の文化も色濃く感じられます。
 
●首都: ウェリントン
●面積: 26万4000平方キロメートル
●人口: 366万人

教育事情
この国の教育省の定めた全国共通の制度と学習指導要綱に沿って行なわれます。小学校は1年生から8年生まであり、9年生から13年生までがセカンダリースクール、日本でいう中学、高校高等教育となります。義務教育の終了する11年生(通常15歳)の学期末にスクールサテイフィケイトと呼ばれる中等教育終了証書取得のための公式試験を受ける事になります。この結果によって、12年生(フォーム6)への進学が可能になります。最終学年の13年生(フォーム7)の生徒の多くはその後の高等教育機関への進学に備えて、専攻科目を中心に勉強します。通常、フォーム7の生徒は学年末に行なわれるバーサリーと呼ばれる大学入学資格試験を受験します。この結果により大学進学が可能になります。

●初等教育(5~12歳)・・・・1~8学年(Junior~Form2)
●中等教育(13~18歳)・・・9~10学年(From3~5) : 義務教育終了
              11~12学年(From6)
              13学年(From7)   : 大学進学のため
セカンダリースクールでの生活
ニュージーランドの学校は2月のはじめに始まり、その年の12月中旬に1学年間が終了します。1学年間は通常4学期に分かれ、各学期の間には2週間の休みがあります。学校は週休2日制で、1日5~7時限の授業があります。通常のカリキュラムには英語、数学、社会と言った基礎的な科目が含まれ、高学年になると経済などの専門的なコース選択も可能になります。